日本は、世界有数の紙原料（木材チップ、パルプ）の大量輸入国です。
輸入される紙原料の大部分は、原生林から産出されます。

日本の紙消費のために、海外の原生林の破壊が現在も進行中です。
たとえば、オーストラリアのタスマニア州では、毎年サッカー場9,500個分の面積の
原生林を含む森林が破壊的に伐採され、そのうちの90%近くがチップとなって、
日本に輸出されています。

タスマニアには世界遺産に登録された「タスマニア原生地域」がありますが、
保護されているのは山岳地帯のみです。
より生物多様性に富んだ森林地域は全く保護されておらず、伐採企業による
深刻な破壊が進んでいます。
原生林の壊滅は、森林生態系も破壊します。タスマニアの原生林には、国際自然連合（IUCN）が認める希少な野生生物が生息していますが、彼らは生活の場を失いつつあります。

世界の原生林と森林生態系を破壊しないために、木材を原料としない紙の利用が
始まっています。

非木材紙の原料としてはケナフが有名ですが、ケナフは畑での栽培を必要とするため、 銀座名刺では、真に地球環境にいいバガスを非木材紙の原料として選びました。
バガスとは、フランス語でサトウキビのしぼりかすを意味する言葉です。
製糖工場でサトウキビから砂糖を取った後、農業副産物として廃棄されていたものです。

サトウキビのしぼりかすから作った非木材マーク入りバガス名刺は、
やさしい手触りとハートが感じられます。非木材紙マークは、非木材紙普及協会が認定した紙製品に限り印刷することが認められています。

銀座名刺で非木材紙マーク入りのバカス名刺をご注文いただけます。